« 最後のうそ | トップページ | 痛み »

2006年7月22日 (土)

最後の夜

ぱぱっちです。

娘・まおたんは、昨日が誕生日だったのですが、(藤川球児と一緒さ!)
「4さいのまおたんへ」というママからのお手紙を、とてもうれしそうに読みました。

内容は・・ま、ここでご紹介するのは控えておきます。ごめんなさい。

しかし、昨夜おそく、ちょっと体調を崩してしまいました。
まおたんなりに、いろいろあるんだろうなと思いました。

そういうわたしも、ちょっと風邪気味。

今朝、まおたんといっしょに医者へいきました。
先生から、

「どこもおかしくならない人はほとんどいないですよ。
(心よりは)体に出るほうがよいので、薬飲んで寝なさい。」

と言われて帰ってきました。そんなわけでまおたんは私の実家。

あすは家族でまおたんの誕生日会。
私は今日は早めに寝ようと思ってます。

------------------------------------------------------

そんなことがあってから、私はしばらく妻に付き添っていた。

「もう帰っていいよ。」

妻は、私の体のほうを気遣い、そう言ったが、私は
「yue少納言が起きてるときは、そばにいたいから」と言った。
「なるべく眠るね」そういって、妻は目を閉じた。

11時ごろ、妻が眠りにつき、呼吸が安定しているのを確かめて、
私は一度自宅へ向かった。

家に戻ると、このブログのコメントで、取り急ぎ皆さんに状況を報告。
それから、ここにもコメントをいただいている、
おーじろうさんにメールで連絡を入れた。

おーじろうさんからはすぐに電話がきた。
もともと、13日にお見舞いの予定ということだったが、
私は「それでは遅いかもしれない。とにかく早く」と伝えた。

正直、なぜその時、そんなにあせらせるようなことを言ったのか、わからない。
しかし、結果的にはそれがよかった。

午前1時に病室へ戻った。

yue少納言は物音で目が覚めたのか、起きていたのかはわからない。
しかし、数分後に「帰ってきたの?」と言われて、起きているのがわかった。

そのときは、呼吸もとても落ち着いていた。

妻に、「おーじろうさんたち、明日、来てくれるって。」と話すと、
妻は本当にうれしそうだった。
それから、ブログのコメントのプリントアウトを、うれしそうに読んだ。
そして、「みんなに、読んでることをまた伝えて」といった。

私は妻のベッドの脇でその様子を見ていた。

考えてはいけないと思いつつ、なぜか付き合っていたころからの
楽しかったことが、いろいろと思い出された。

その後、妻は1時間ほど起きていた。

そして何か言いたそうにするのだが、その言葉を飲み込んでいる
のがわかった。

そんな時、私は妻の手を強く握ることしかできなかった。
妻と私が、同じ目的で時間を共有していることは
なんとなくわかっていた。
でも、明日の治療に取り組む身にとって、口に出せなかったのだ。

そして、「私は」その段階でもまだ長い戦いの始まりだと思っていた。

そうしながら、妻はまた眠りについた。
私も仮眠をとるために病室内のソファーに横になった。
--------------------------------------------------------

続きはまた・・。

ずっと読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。

|

« 最後のうそ | トップページ | 痛み »

コメント

こんにちは♪
まおたん大丈夫かな?
ぱぱっちさんもお疲れが出てしまったのですね・・
明日のお誕生会、楽しいひと時が過ごせますように。
祈っています。
更新はお時間のあるときに無理せずなさってくださいね。
お大事に

投稿: ミームラ | 2006年7月22日 (土) 16時24分

yue少納言さ~ん。私、貴方が「無理やり行っちゃえ!」って言ってくれた、富良野・美瑛・旭山動物園に行ってきましたよ!とても綺麗だった。貴方が見たのとは1ヶ月違うからその分また違う彩りの広大な丘を見てきました。yue少納言さんもここに立ったのかな?この景色を見たかな?ってずっと思っていました。
オススメのじゃがぽっくるもひと箱だけど買えました。今食べましたが、美味しいですね。
うんと先になるように私は頑張るけれど、そちらでお会いしたら、北海道のお話しましょうね。

投稿: よぎょ | 2006年7月22日 (土) 18時16分

こんばんは。まおたん心配ですね。
きっと心が疲れているのですよ。
yue少納言さんがよく、家は山の近く、と言っていたのを思い出しました。
山に行って元気を分けてもらうといいですよ!!
明日が楽しみですね!!私もワクワク。

投稿: さかな | 2006年7月22日 (土) 21時12分

風邪大丈夫ですか?ゆっくりとお休みください
明日のお誕生会までに良くなりますように!

投稿: hhitomii | 2006年7月22日 (土) 22時05分

ずっと読ませていただいてます。
本当に息を呑んでしまうくらい急にお亡くなりになられてとても寂しく残念に思ってます。
また、なんて清々しいと言いますか、おこがましいのですが頭のよい方だったんだなと思わずにはいられません。
このブログからだけなのに人柄が見えてくるというか素敵な方だったんんでしょうね・・。
大切な方を失ってぱぱっちさんもこれからたっくさんつらく悲しい日々を送られることと思います。
いつかふっとあんな日もあったなこんなこともあったなと心安らかに振り返る日がくることを心より祈っております。

投稿: | 2006年7月22日 (土) 23時22分

ぱぱっちさーん・・
遅くなりましたが、まおたんの誕生日おめでとうございマース。
yue少納言さんも天国で「まおたん、おめでと~♪」って言ってるんだろうなぁ・・・

投稿: pee | 2006年7月23日 (日) 00時12分

お二人とも大丈夫かな?
風邪が早く治りますように!

強く握りしめた手と手に、言葉では伝わらない深い気持ちを通わせ合ったのでしょうね。
yue少納言さんはぱぱっちさんと出会え、最後まで心を通わせ合えて幸せだったんだろうなあとうらやましく思いましたよ。
薹の立った夫婦ですが出来ればそんな夫婦になりたいです。

遅れたけどまおたん誕生日おめでとう!
ママの手紙ずっと大事にしてあげてね。
大勢のママのファンはまおたんとぱぱっちのファンでもあります!
のほほんバアバはまおたんに変な虫がつかないよう、眼力を送ってるよ!

投稿: のほほん | 2006年7月23日 (日) 00時20分

ぱぱっちさん
ずっと読んでますし、これからもずっと読みます。yue少納言さんとお話してる感じなんですよ。こうして残してくださって、更新を続けてくださること、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
体調を崩されているのなら、ゆっくりお休みになってくださいね。
まおたんが心配ですね。お誕生会、元気に笑えるかな?まおたんも疲れが出たのかもしれませんね。
明日は(もう今日だけど)ご家族で楽しい時間を過ごされるようお祈りしています!

投稿: すみ | 2006年7月23日 (日) 00時57分

はじめまして。
リンクをめぐってこちらに来て、読ませていただきました。
私にも来月4歳の娘がいます。うまく言えませんが、当たり前のことを当たり前と思わないように、毎日ちゃんと生きていかなくてはと、私にも勇気をもらったようです。

まおちゃん、お誕生日おめでとうございます。
きっといつもそばにママはいるよね。

投稿: はな | 2006年7月23日 (日) 01時02分

ぱぱっちさん、まおたん、yueさん、こんばんは。
まおたん、あらためて誕生日おめでとうございます。
お礼を申し上げたいのは、こちらの方です。
ぱぱっちさん、本当にありがとうございます。
ぱぱっちさんの綴ってくださる言葉たちが、1人の女性が「やまい」をどうやって生きてきたのかを丁寧に丁寧にたどらせてくれます。甘く考えてもいけないけれど、必要以上に恐れてもいけない。静かに、心穏やかにあることの強さをブログから教えてもらっています。

投稿: はむうし | 2006年7月23日 (日) 01時37分

まおたんも気をはっていたのでしょうね。
ぱぱっちさんも、ゆっくり身体を休めてくださいね。それだけが心配です。

人を見送る度に強く思うことがあります。それは『言葉は要らない』ということ。目で、肌で、心で何を言いたいのか、わかりますよね。何十年も苦楽をともにしてきた仲ですもの。

昨日は、コメント欄に登場するブロガー娘。たちとオフ会をしました。最初に、yue少納言さんへ献杯を。みんなが彼女のことを今も想っています。

はむうしさんのおっしゃる通り、私も、
『1人の女性が「やまい」をどうやって生きてきたのか』『静かに、心穏やかにあることの強さをブログから教えてもらっています。』

投稿: きゃんべる。 | 2006年7月23日 (日) 15時03分

子供って不思議なもので、大人の言葉にしない、できないことを
特に感じ取ってしまうんですよね。
まおたんもぱぱっちさんの大変さなどを共有して、
一緒に体調が悪くなってしまったんでしょう。
今は2人とも、ゆっくり休んでください。
きっとyue少納言さんも見守られてますから。
ぱぱっちさんのような旦那様、本当にうらやましいです。
最後の夜に握り合った手と手は、ずっとそのままですね。
私は自分を育ててくれた人の最後には間に合いましたが、
そのときには既に意識はありませんでした。
2日前には色々話していたのに、そのときはただ、
機械につながれて呼吸音がするだけでした。
最後に共有する時間を持てなかったことが、
この11年間未だに悔やまれてなりません。
だから、言葉にできなくても、お互いに同じ思いで
一緒にいられたことに少しホッとしました。
またお時間のあるとき、お体に無理をしない程度に、
続きをお願いいたします。

投稿: たんたん | 2006年7月23日 (日) 17時32分

葬儀の後は、張っていた気も緩み、体調を崩しがちになっていまうものですよね。
まおたんも、ぱぱっちさんも、早く元気になられることを祈っております。
うちは義父を原発不明癌で亡くしてから来月で一年です。見つかった時にはもう体中の骨に転移していて、色々と調べましたが結局は原発は不明で、癌と診断されてからわずか一ヶ月でこの世を去りました。
私は18で実父を亡くしていたので、義父は実の父のような存在でした。
今でも仏壇の前に座ると何だか気が抜けた感じがして、義父がいなくなったのが信じられません。
どのくらい時間が経てばいいのかわかりませんが、確かに少しずつ笑いながら義父の思い出話しができるようになり、涙が浮かんでくることが少なくなったのは事実です。いつも傍にいて孫達を見守っていると思えてなりません。
yue少納言さんもきっと、いつもまおたんとぱぱっちさんの傍にいて、お二人のことを見守っています、早く回復されますように(*^_^*)

投稿: りんりん | 2006年7月23日 (日) 19時53分

みなさま、ご心配かけてすみませんでした。
昨日一日、ゆっくり過ごしたので、まおたんもすっかり元気になっています。
今日は、まおたんの誕生日祝いのため、家族がまた全員集まり、たくさんのプレゼントをもらって、大変上機嫌でした。

私もまだ妻がなくなった実感がありません。いないことを意識すると、とても悲しくなることもしばしばあります。前には気にならなかったような言葉の端々に敏感に反応してしまうことも多いです。
でも、それは、残された者が必ず越えていかなければならない道。今は悲しいのが当然ですから、悲しみと正面から向かい合いたいと思ってます。
そのためにも、体は気をつけないと。悲しむにも体力が必要ですからね。
皆さんのお心遣いに、また感謝です。

投稿: ぱぱっち | 2006年7月23日 (日) 22時16分

まおたん、お誕生日おめでとう!!
あなたのこれからの人生が輝かしいもので
あることを祈っています。
お母さんからの手紙本当にとっても
大切な宝物ですね。あなたのお母さんは
とってもすばらしい女性です。

ぱぱっちさん、お疲れの中更新ありがとうございます。実は私先週の木曜日、梅澤先生にセカンドを受けてまいりました。もしかしたらぱぱっちさんとすれ違っていたかもなんて思ったりしております。無理しない程度の更新をお待ちしています。

yue少納言さんへ
あなたが梅澤先生の治療を受けていると知ったとき、前々から先生の治療方針に共鳴を受けていた私はこの出会いは必然だと信じて疑いませんでした。あなたとお会いできるものと信じていました。お会いできないとわかったとき、自分の運命を少し恨みました。でも、あなたが最期を過ごした病院を見て、先生とお話をして、私yue少納言さんと会えたんだと今つくづく実感しています。あなたが書かれていた点滴室、ぱぱっちさんが書かれていた電気屋さん。つい先週まであなたががいた場所を見ては、yue少納言さんに案内してもらっているような気がしていました。yue少納言さんに「頑張って。大丈夫だよ」って行ってもらえた気がします。本当にありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。

投稿: りおん | 2006年7月24日 (月) 11時46分

ぱぱっちさん、私が行ったのは金曜日でした・・そそっかしくてすいません。

さらにyue少納言さんへの追記。
偶然、主人の会社の人からのお土産で「じゃがぽっくる」食べたよ~
yue少納言さんが言ってたやつだ~とこれまたびっくり!!本当に美味しかったよ。

投稿: りおん | 2006年7月24日 (月) 13時09分

昨日から体調悪いです。
長く飲んでる薬の副作用の、
嘔吐と便秘が激しいです。
(あ、がんじゃないですが。)

私はちょっとでも身体が辛いと、
それだけで何も考えられず、
何もできなくなってしまいます。
そしてyue少納言さんの、
どんなに辛くてもあったかい、
ユーモアを忘れないブログを思うのです。
あんな素敵な人が、どうしてこんなにも早く、
逝かなくてはならなかったのだろう。

ごめんなさい。
皆さんが一生懸命抑えている気持ちを
また思い出させるようなことを書いてしまって・・・

投稿: あつこ | 2006年7月24日 (月) 14時54分

ぱぱっちさん、泣いてますか。涙流してますか。
まおたんが見ててもいいから、泣いてくださいね。泣けば少しは心が軽くなりますから。

3回忌が済むまでは、自分の体が引き裂かれるような心の叫びがとまりません。

がんばり過ぎないでくださいね。

投稿: りん | 2006年7月24日 (月) 22時36分

皆さん、コメント、ありがとうございます。

>ミームラさん
大変なときに、コメントありがとうございます。yue少納言も骨転移が最初の最大の心配事でしたが、ゾメタ(これ自体痛かったですけど)の効果か、最終的に骨の痛みはほとんど出ませんでした。痛み、苦しみは我慢して一人で抱え込まないことが大事だと思います。みんなに支えられていれば大丈夫ですよ。

>よぎょさん
北海道よかったでしょ!。今なら本当にお花畑だったんでしょうね。yue少納言はずっと向こうで待ってますので、お話しするのはあと何回も北海道行ってからでよいと思いますよ~。

>さかなさん
そう、近くは山だらけ。自然は大きなホスピタルです。

>hhitomii さん
おかげさまで誕生日会は完璧でした!

> さん
妻のおかげか、すでに心安らかに振り返れる自分がいます。悲しいけど、安らかな気分、変な感じですけどね・・。

>peeさん
まおたんには、聞こえるそうです。ほんとかな?

>のほほんさん
変な虫でも、何もつかないより何かついたほうがよいですけど、あんまり変なのがつかないように、眼力よろしくです。
とりあえず、最低あいさつには来い、と。

>すみさん
まおたんは大丈夫です。心配かけてごめんなさい。
まおたんがプレゼントに「めるちゃん」をもらって、メルちゃんのママになりました。その結果、私はメルちゃんの「じいじ」になってしまいました・・。

>はなさん
はじめまして。当たり前って、当たり前じゃないことに気づいてからわかりますよね・・。お互い、毎日大事に生きていきましょう!

>はむうしさん
いつも、はむうしさんの感性の鋭さに感心しています。自分で気づかない深層心理に気づかされるようです。「やまい」を必要以上に怖がってほしくない・・これがyue少納言が皆さんへ残したかった最後のメッセージだと思ってます。それが伝えられれば、私もとてもうれしいです。

>きゃんべる。さん
今度、オフ会、よろしければぜひ誘ってください。って、ほんとに女性ばっかりですか。だと、やきもち焼きのyue少納言が怒りそうなので・・
そうだ、まぐろさ~ん、どうですか?

>たんたんさん
梅澤医師のアドバイスがなければ、私はこの夜、帰ってしまうところでした・・。最後の夜を一緒にすごせたことが、本当によかったと思っています。

>りんりんさん
お心遣い、本当にありがとうございます。お義父さんとそれほどまでによい関係ができたこと・・とても幸せなことではないかと思います。そば・・そう、自分の心の中で見守っていてくれるのだから、それ以上近い距離はないですよね。

>りおんさん
ぜひ、ご自身で納得されて、よい治療を受けられることをお祈りしています。大丈夫ですよ。でも、「がんばる」かどうかはご自身で決めてくださいね。もちろん、途中でやめるのありで。
梅澤先生の治療を受ける限り、すべては選択した自分の責任です。その代わり、先生は納得いくまで説明してくださいますので。とにかく、よい毎日を過ごしてくださいね。

>あつこさん
体調はいかがですか。よくなっているといいのですが・・。
yue少納言はつらいときこそ、ブログに向かっていました。それぐらい、皆さんから力をもらっていたんです。

>りんさん
ありがとうございます。私は基本的に泣き虫なので、まおたんと一緒に泣いてます。そうすると、まおたんが、「泣いてもいいんだよね。いま、泣くとこだよね・・」と慰めてくれます。

投稿: ぱぱっち | 2006年7月25日 (火) 00時37分

なんだか気になって、こんな時間にのぞきました。そしたらぱぱっちさんからのコメントが…!
yue少納言さんの、「ぱぱっちがコメントつけたよ!見て見てー」って声が聞こえてきそう…。
明日からお仕事なのに、大丈夫なのでしょうか…。
まおたんが慰めてくれるなんて、またもらい泣きです。昔何かのテレビ番組で、子供は目の前にいない人の声が聞こえたり、姿を見ることができるという話を見ました。まおたんが聞いているのはホントのママの声だと思います!
ところで、「めるちゃん」ですか??また何やらまおたんワールド。プロポーズの興奮冷めやらぬタイミングで、一気に「じいじ」ですね(笑)

投稿: すみ | 2006年7月25日 (火) 01時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/54194/2758096

この記事へのトラックバック一覧です: 最後の夜:

« 最後のうそ | トップページ | 痛み »