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2006年4月13日 (木)

「壮絶」ってイヤ

「壮絶」
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って、言葉の意味は、非常に勇ましく激しい様子・・・のことらしい。

この前亡くなった、絵門ゆう子さんは、

『気持ちを重くさせるから、患者に対して「壮絶」「宣告」「余命」「闘う」のような言葉は使わないで欲しい』

というようなことを書いていた。

なのに、その絵門さんが亡くなった時のテレビ番組欄や記事(特に週刊女性雑誌)のタイトルには、「壮絶闘病生活」とか、

「壮絶」ってついてるものがいっぱいあった!!( ̄へ  ̄ )

絵門さんは、本人の希望通り、ぎりぎりまで仕事を続けながら自宅で夫と過ごし、最期は信頼する主治医に見守られていたという。

病気があれば、もちろん大変なこともたくさんあったはずだが。
私から見れば、病院にずーっと入院しながら苦しんだりしなくてすんで、うらやましい部類の最期のあり方なのに・・・・(/・_・\)。

今までにも、がんを患って亡くなった有名人に関するニュースには、大体そんな感じのタイトルがついていたから、それが普通になってしまっているのだろう。

だけど、私も「宣告」「余命」「壮絶」「闘病」などの言葉は、あまり好きではない。
このブログでも、その言葉たちは、必要がない限り、なるべく使っていない。

やっぱり、そういう言葉を使って考えると、自分の病気はとたんに、

「こわ~い(゚口゚;)」

ものになってしまうから。自分の頭の中でも、それらの言葉を使いたくない。

だいたい私は、

がんと「壮絶」に「闘い」たくはないのである!!!

もちろん、がんのせいで早くに命を落とすのはイヤだけども。

なるべく長い期間、抗がん剤などでがんの成長を抑え、元気な日を一日も長く過ごしたい・・・・という思いであって、「闘いたい」わけではないのだ。

痛くなったり苦しくなったら、痛いのも苦しいのも大嫌いだから(好きな人はおそらくいないと思うが)、じゅうぶんな緩和ケアを受けたいと思っている。

今は、緩和ケアがきちんと受けられる施設が足りないため、入院できるかはその時になってみないとわからないけれども、少なくとも外来は受けられるし。

少しでも楽な状態で、一日でも長く過ごしたいだけだ。

闘っているという意識はあまりない(・o・)。

だから、マスコミの人たちにも、それらの言葉がCatchyだからといって、安易にそういった言葉をつかわないでほしいと思っている。

私のようながん患者は、そういうタイトルを見ると暗い気持ちになると思うし、

みんなに、ショッキングな

がんのイメージを植えつけないでほしい(。-_-。 )

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コメント

抗がん剤だけでも充分「壮絶」なわけですよ、一般の人には。
で、患者側の気持ちが「闘い」じゃなくても、闘いに見えるのですよ、一般の人には。

マスコミの報道タイトルは、仕方ない部分もありますよ。壮絶って付けないと人の気を引けません(視聴率や売上が取れません)から。

で、まあ、それとは別の話、
がん闘病が壮絶だとプロパガンダするとですね、
毎年検診を受けようとか、食生活に気をつけようだとか、適度に運動して健康な体を作ろうとか、国民への警鐘になりますからね。
そういう意味では、少々センセーショナルな報道もありかと思います。

投稿: Pazzo | 2006年4月13日 (木) 10時43分

 >Pazzoさん
マスコミ側の事情は、もちろんわかります。
「壮絶」って書いたほうがCatchyなのは、確かですから・・・。
まあ、ここに書いたことは、私という「一個人の思ったこと」です(^^)あまり安易に使って欲しくないなと。

でも、「壮絶がん闘病」とかいう記事を見ても、多くの人は他人事としか思っていなくて、「自分もがんかもしれない、がん検診を受けなきゃ」と思ってくれる人は、それほどいないんじゃないかな~って気もします・・・・。

投稿: yue少納言 | 2006年4月13日 (木) 13時00分

絵門さんに関する記事については、「がんになっていることを公表してた人」というような表現も、個人的には引っかかりました。なんだか、自分ががんであるということを公表するのが、特別な、めずらしいことであるようなニュアンスが強く感じられたので。
がんはいまや3人に1人くらいの死因で、がんにならない事のほうが難しいはずなのに、それでもがんになると「黙って」「闘病する」というイメージなんでしょうか。
「楽しく」は難しくても、「にぎやかに」「明るく」くらいのところは目指したいですよね。

投稿: とかちん | 2006年4月13日 (木) 14時51分

 >とかちんさん
そうですね。
がんであることを公表することと、がんであること・・・どちらも、珍しいことではないはずなんですけどねー?
病気であっても、最期まで自分らしく明るく生きている人は、いると思うんです。
それを、なんでもかんでも同じように「壮絶な闘病」っていうのには疑問を感じるんですよ・・・。
私自身も、とかちんさんのいうように「明るく」病気と付き合っていけたらいいなと思っていま~す!!

投稿: yue少納言 | 2006年4月13日 (木) 18時19分

私も電車の吊広告みていて、女性セブンかなー、「壮絶」って書いてあって、どたまーきた!!彼女が1番嫌っていた言葉じゃないか!!思わず、投書しようかと思っちゃったよ。
社会の認識を変えるのって難しいんだなーと思った。
ちなみに、私のブログでも、闘病とか壮絶とか告知などのスカポン単語は使用禁止になっておりまーす。

投稿: きゃんべる。 | 2006年4月13日 (木) 18時21分

「壮絶闘病生活」っていうけど、見たんか!?って聞きたいです。
毎日の生活をずっと見てたんかっ!って聞きたいです。
「闘う」よりも、「共存」に近いものがあると、私は思っています。
しゃーないやん!自分の体なんだもん...上手くやって行かなきゃー!

投稿: がんこ | 2006年4月13日 (木) 18時23分

私もとかちんさん同様、絵門さんの記事で「がんであることを公表した人」的な表現がおかしいなって思いました。
今や3人に1人、いや2人に1人は癌になるってこと、知らない人はいないはずなのに、癌でない人はやっぱり人ごとなんですよね。
だから癌を公表することが特別なことだと思うんでしょうね。
癌だけではなく他の病気もそうですが、自分の病気を隠す必要がない人は「公表した」と言われるなんてやっぱり変。

投稿: りんりん | 2006年4月13日 (木) 18時28分

 >きゃんべる。さん
スカポン単語(笑)!!やっぱり、そう思いますよね?
絵門さんは、新聞であれだけ訴えたのに、それでも一般的にはなかなか受け入れてもらえないのかなーと感じました・・・。
ああいう言葉を、見たり聞いたりするのはあまり気持ちの良いものではないですね。われわれ病気モチにとっては。

 >がんこさん
うんうん。共存に近いですね。だって、今私の体にもがん細胞はたくさんいるはずですが、元気にこうやって自宅のパソコンの前にいられるわけですから。

 >りんりんさん
確かに、「公表した」って言葉、おかしいですよねー。
その通り!!!

まあ、私も自分ががんになるまでは、そのへんの言葉のニュアンスとか、あまり気にしていませんでしたからね。
そういう健康な(と信じている)人の気持ちもわかるんですけどね・・・(反省)

投稿: yue少納言 | 2006年4月13日 (木) 18時45分

「壮絶闘病記」と付けるだけで人の気を引くものかもしれませんね。確かに楽して苦痛もなく、大病を克服しました。ではつまらないんでしょうね。でも、人はほとんどの人が一生のうちになにがしか、生死にかかわる病気はするもので、何も癌だけが特別ではない気がします。癌だから「壮絶」にしなくてはいけないとは思いません。苦痛なんて誰でも嫌なのですから。でも、癌=「壮絶」と思われてしまうのも事実ですよね。でも、本人が壮絶だったとは言ってないのに。なんか違和感がありますよね。「壮絶闘病記」を読んだだけで、自分も気をつけようと思う人はほとんどいないと思います。私もそうでしたけど、病気になる前は他人事としか思わなかったから。

投稿: ハム | 2006年4月13日 (木) 19時19分

ふむふむ、とっても納得。どのような病人にも使ってはいけない言葉だと思いますね。病気とは闘うものかな?私は病気と前向きにと思う方ですよ。あっ。そうだyue少納言さんに励まさらて、さかな元気に働けそー。ありがう♪♪

投稿: さかな | 2006年4月13日 (木) 20時05分

 >ハムさん
ほんとに、世の中には色々な病気がありますが、特に「がん」が一番、闘いとか壮絶とかの言葉を使われやすいようですよね。
本人の気持ちに関係なく使われているのを見ると、今はちょっぴり腹が立つことも・・・(^^;;

 >さかなさん
さかなさんは、その明るい気持ちがあるからこそ、元気にがんと共存できているんだと思いますよ!!

病気を知ったときの心の波風のあとに、患者がなんとか取り戻した「明るく前向きな気持ち」を、イヤな言葉で下向きにさせないでほしいんですよね・・・。

投稿: yue少納言 | 2006年4月13日 (木) 22時26分

「闘病」とか言われても、全然ピンと来ないですね。自らには使用したことのない単語です。猫には使いましたが。
だいたい「闘」というのが理解できないので、そういう単語を使っているのを見たりすると、なーんて頭の悪いやつなんだろうと思うことしきり。
バカがうつるからやめてくれー、と言いたい。

投稿: yann | 2006年4月14日 (金) 00時23分

 >yannさん
私も、自分は病気ですが、闘っている意識は全然ありませんね~。
患者本人が「私は病気と壮絶に闘っています」とかいうのならば、そういうスタンスもアリだろう、と思いますが、まったくの他人が、勝手に決まり文句的に「壮絶闘病」とかって書くのがいやなんですよねぇ。

投稿: yue少納言 | 2006年4月14日 (金) 08時13分

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